ロッテ藤原、鷹牧原、オリ福田…昨季初めて「開幕スタメン」を掴んだ選手の現在地は?

2018年に新人王となった楽天田中は怪我に泣かされる

【楽天】
○田中和基外野手
59試合160打数30安打1本塁打9打点3盗塁 
打率.188 出塁率.298 OPS.567

 2018年は2年目ながら105試合に出場し18本塁打21盗塁で新人王に輝いた田中はプロ3年目の今季、初めての開幕スタメン入りを果たした。3・4月は主に1番や9番といった打順でスタメン出場を続けていたが、5月に右手の骨折が判明し、7月初旬までの長期離脱を強いられた。その後も1軍と2軍を行き来するシーズンとなり、成績を大幅に落としてしまった。捲土重来を期す今季、俊足スイッチヒッターの復活に期待がかかる。

○オコエ瑠偉外野手
52試合110打数20安打3本塁打15打点5盗塁 
打率.182 出塁率.242 OPS.542

 4年目で初めて開幕戦のラインナップに名を連ねたオコエ。開幕2戦目に早速初安打を放ったものの、4月、5月となかなか調子が上がらず、6月10日に登録抹消された。しかし、ファームで調子を上げ、チームが3位争いの渦中にいた9月に1軍昇格。限られた出場機会のなかで打率.263と成績を残して成長を示した。ドラフト1位の期待を背負った大器は、飛躍に向けて着実にステップアップしている。

【ロッテ】
○藤原恭大外野手
6試合19打数2安打0本塁打2打点0盗塁 
打率.105 出塁率.105 OPS.211

 1965年、前身の東京オリオンズ時代の山崎裕之氏以来、球団史上54年ぶりとなる「高卒新人開幕スタメン」を勝ち取った藤原。史上初の開幕戦安打も記録し、華々しいキャリアのスタートとなった。4月7日に登録を抹消され、その後はシーズン終了までファームで修練を積んで4本塁打16盗塁を記録した。歴史に名を刻んだ大型新人は、千葉ロッテの未来を担う存在となるか。

【日本ハム】
○淺間大基外野手
13試合29打数6安打0本塁打1打点0盗塁 
打率.207 出塁率.345 OPS.578

 5年目にして自身初となる開幕スタメンをつかみ「1番・三塁手」として出場した淺間。4月下旬に右すねの骨挫傷が判明し、長期離脱を強いられることになった。8月にファームで実戦復帰を果たすと、9月には再び1軍に昇格。キャリア最少の出場数に終わった昨季のリベンジを狙い、2年連続の開幕スタメンをつかみに行く。

○石井一成内野手
76試合196打数44安打4本塁打22打点2盗塁 
打率.224 出塁率.282 OPS.649

 ルーキーイヤーの2017年から117試合に出場していたが、開幕スタメンは初めてだった石井。だが、開幕から出場3試合で10打数無安打となると、4月5日にファームでの再調整を余儀なくされた。その後は1軍と2軍を行き来することに。7月と9月には.290を超える打率を記録して、バットでのアピールに成功した。田中賢介選手が引退し、内野のポジション争いが激しくなる今季に向け、再びのスタメン入りを虎視眈々と狙う。

オリックスは6球団で最多の4選手が初の開幕スタメン入り

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