サイン盗みで“渦中”のアルトゥーベ 米敏腕記者“ユニ破り拒否”の模様明かす
アルトゥーベは代理人を通じて電子機器使用を否定している
米球界を揺るがせているサイン盗み問題はアストロズのAJ・ヒンチ監督、レッドソックスのアレックス・コーラ監督、メッツのカルロス・ベルトラン監督と3人の監督が解任となる事態に発展している。2014年から4年連続でシーズン200安打をマークするなどメジャーを代表する選手の1人して知られるアストロズのホセ・アルトゥーベ内野手についてはユニホームの下に電子機器をつけていたという噂も浮上している。
昨年のヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズでチャップマンからサヨナラ本塁打を放ったアルトゥーベが、歓喜に沸くナインにユニホームを破られそうになった際、それを拒んだのは電子機器発覚を恐れたためとも言われている。試合終了直後にアルトゥーベにインタビューした米スポーツメディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者ケン・ローゼンタール氏はツイッターで当時の模様をツイッターで伝えている。
「インタビューで、アルトゥーベに、彼がチームメートにユニホームを破らないように言ったことについて、私が聞いたとき、私が”何か知っていたのではないか”と聞いてきた人達…私は何も知りませんでした。フィールドへ行くことに急いでいたので、私はアルトゥーベが本塁に戻って来たところも見ていませんでした。このインタビューを行っている時に、プロデューサーが私の耳元でこの質問を提案してきたのです」
米メディアによると、アルトゥーベは代理人であるスコット・ボラス氏にすぐ連絡し、「私はメジャーリーガーとして、プレー中に電子機器を身に着けたことはありません」と声明を出したとしている。また、ボラス氏は「試合中の電子機器使用に関する情報に携わっていません」と一連の問題への関与も否定している。
(Full-Count編集部)