レイズ筒香が地元・橋本の野球少年のために市長に“直訴” 「野球場を作って」
メジャーリーガーを輩出も故郷に球場なし「絶対書いておいてください」
DeNAからポスティングシステムを利用してレイズに移籍した筒香嘉智外野手が18日、故郷の和歌山県橋本市で「筒香選手のトークとエクササイズ体験会」に出席した。子どもたちと約2時間にわたる交流を終えたスラッガーは、イベントに出席した橋本市の平木哲朗市長に「球場を作ってほしいと思います」と声高に訴えた。
兄・裕史さんとのトークコーナー、自身が中学生の頃から続けているブリッジなどのエクササイズ体験会を終えた後、囲み取材に応じた筒香はいたずらな笑みを浮かべると「これは絶対書いておいてください」と、メディアを通じて市長にこう訴えた。
「橋本には球場がないので、市長に1個、絶対に球場を作ってもらわないといけないです」
メジャーリーガー筒香を輩出した橋本市だが、実は野球場がないという。筒香は「子どもたちが野球をしたくても街や公園で野球ができないということが広がっている。球場があればみんな利用できますし、野球をして1人でも多くのいい選手が出てくれればいいと思います」と訴えた。
市長には「本格的な話はできていない」というが、すでに打診済み。「皆さんのコメントを通じて、市長に感じてもらえればいい」と、メディアを通じて世論を高める作戦だ。
昨年から橋本市スポーツ推進アドバイザーに就任した筒香が、地元の野球を愛する子どもたちのために動き出した。