広がる「スポーツ検診」、奈良県で2月に10回目実施 主催者「親、指導者の意識が変わってきた」

検診には20人超の医師ら140名のスタッフが参加する

 今回の奈良スポーツ検診は、数多くの競技選手を検診する。それだけにスタッフや機器も多くなる。

「普段は本業である各医療機関や教育機関などで働くスタッフがこの日のために集まります。参加するスタッフは約140名。医師は20人を超え、理学療法士は約60名、臨床検査技師やアスレティックトレーナー、医療事務員さんや現役アスリートの学生さん、日本代表チームの現役ドクターや東京オリンピックで医療サポートの中心となるスタッフ、オリンピックメダリストの治療をしたスタッフや元甲子園出場選手、高齢者を対象とした訪問リハビリのスタッフまで。また、この事業に県内の体育協会や軟式野球連盟、各種競技団体、医療機関、機材や物品を提供頂ける企業などにもご協力をいただいています。志を同じくするスタッフが業種、職種、職場の垣根を超えて連携しての実施となるスポーツ検診です。また、講演会も今回は、サッカー界でご活躍されているスポーツドクターが来られる予定です。1人でも多くのスポーツ少年や指導者さんに参加してほしいですね」

○第10回奈良スポーツ検診

場所:ジェイテクトアリーナ奈良(奈良県橿原市奈良県立橿原公苑内)
時間:2020年2月23日(日)午前10時から(予定)
対象:奈良県下のスポーツチームに所属する小学生選手から中学生、一部高校生の選手

実施内容:膝・足の検査・超音波エコーを用いた障害の早期発見
身体機能のチェック
野球障害相談

講演会:育成年代スポーツ傷害予防セミナー
座長 小川宗宏氏 (奈良県立医科大学整形外科教室講師 サッカー日本代表U17チームドクター)
講師 加藤晴康氏 (立教大学コミュニティ福祉学部スポーツウェルネス学科講師 サッカー日本代表 チームドクター)

申し込み:NPO法人奈良スポーツ育成選手を守る会
締め切り:2020年1月31日

詳しくはコチラ

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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