464発ローズ氏、5年連続で日本野球殿堂ならず 米記者「どんなに活躍しようが…」

近鉄・巨人・オリックスで活躍したタフィ・ローズ氏(写真はレッズ傘下所属時)【写真:Getty Images】
近鉄・巨人・オリックスで活躍したタフィ・ローズ氏(写真はレッズ傘下所属時)【写真:Getty Images】

NBCスポーツの記者は「報道陣に友好的でないと…」ともツイート

 公益財団法人「野球殿堂博物館」が14日に行った「令和2年野球殿堂入り通知式」では新たに田淵幸一氏、元慶大監督の故前田祐吉氏、元早大監督の故石井連蔵氏の3人が殿堂入りとなった。近鉄、巨人、オリックスで歴代13位の464本塁打をマークしたタフィ・ローズ氏は得票数102、得票率28.8%(条件は有効投票の75%)で殿堂入りはならなかった。これには米国で異論を唱える声が上がっており、NBCスポーツのクレイグ・カルカテラ記者もそのの1人だ。

 カルカテラ氏は「ローズ氏がまたも選出されなかった」という記事に反応し、自身のツイッターで「少なくとも、ある程度の“アンチ外国人”的な要素はある可能性が高い。しかし、この記事が示すように、それが答えの全てではない。基本的にどんなに活躍しようが、報道陣に対して友好的でないと(運に任せて)“グッドラック”としか言えない」と持論を展開した。

 ローズ氏はNPB通算13年間で1674試合出場し、打率.284、464本塁打、1269打点を記録。本塁打は歴代13位、打点は同21位で、外国人選手では本塁打歴代1位と“歴代最強助っ人”と言えるだろう。しかし殿堂入りを5年連続で逃しており、票数も昨季の110から8票減らした。

 そういった状況において、選ばれた3人がいずれも日本人だったこともカルカテラ氏の心情にはそぐわなかったかもしれない。果たしてローズ氏が殿堂入りを果たす日はくるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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