昨季41発、アストロズ主砲も電子機器使用の噂を完全否定 「ノー、ノー、ノー」

アストロズのアレックス・ブレグマン(左)とホセ・アルトゥーベ【写真:Getty Images】
アストロズのアレックス・ブレグマン(左)とホセ・アルトゥーベ【写真:Getty Images】

25歳のブレグマンは昨季41本塁打、112打点でWS進出に貢献した

 2017年ワールドシリーズで組織的なサイン盗みをしていたとMLBから“黒認定”されたアストロズ。MLBはルーノーGMとヒンチ監督に1年間の報酬なしの停職処分、アストロズには20、21年のドラフト1巡目と2巡目の指名権剥奪、罰金500万ドル(約5億4700万円)を科した。これを受けてアストロズはルーノーGMとヒンチ監督の解雇を発表。新シーズンを迎える直前になって、チームは根幹から大きく揺らいだ。

 チームの主軸であるアレックス・ブレグマン、ホセ・アルトゥーベ両内野手にはユニホームの下にサイン伝達のための、ブザーのような電子機器をつけていたという噂が浮上している。2人は18日(日本時間19日)にこれを全面否定したと米メディアが伝えている。

 米テキサス州の地方紙「ヒューストン・クロニクル」によると、ブレグマンはあまり発言せず、アルトゥーベは率直に答えた。ブレグマンが「用意していた台本から逸れた」のは1度だけで、体に電子機器を付けてサインを解読していたというソーシャルメディアの噂を強く否定した時だったという。

「ノー、ノー、ノー、」

「それはただ馬鹿げている」

 記事によると、それ以外ではブレグマンは静かだった。「コミッショナーが、レポートを作って決定を下した。アストロズも決定を下した。このことについてこれ以上、コメントはしない」と語り、他の質問についてもブレグマンは6度も同じような回答を繰り返したという。

 一方のアルトゥーベも機器使用について全面否定した上で、こう話したという。「方法は分からないが、前を向いて進んで行かないといけない。1つにまとまったチームにならなければいけない。チームメートへの見方は何も変わっていない。彼らはこれまでで最高のチームメートだ。次のシーズンに向けて、毅然とした態度で前を向いて歩きたい」

 25歳のブレグマンは昨季41本塁打、112打点。29歳のアルトゥーベは首位打者を3度、盗塁王を2度獲得している。2人のスター選手は電子機器使用について強く否定している。

(Full-Count編集部)

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