五輪イヤーに力を発揮する球団はどこ? 2リーグ制以降のセ・パ優勝、日本一を振り返る
日本一は巨人と西武の5回が最多、セは巨人が断トツ9回、パは日ハムが連覇中
2020年は東京オリンピックが開催される。2008年の北京オリンピック以来12年ぶりに野球競技が復活し、野球日本代表「侍ジャパン」のメダル獲得にも期待がかかるが、レギュラーシーズンも白熱した戦いが繰り広げられるだろう。ここではプロ野球が2リーグ制となった1950年以降のオリンピックイヤーの優勝チームを振り返ってみよう。
年度 開催地 セ・リーグ パ・リーグ 日本一
1952 ヘルシンキ セ:巨人 パ:南海 日本一:巨人
1956 メルボルン セ:巨人 パ:西鉄 日本一:西鉄
1960 ローマ セ:大洋 パ:大毎 日本一:大洋
1964 東京 セ:阪神 パ:南海 日本一:南海
1968 メキシコシティ セ:巨人 パ:阪急 日本一:巨人
1972 ミュンヘン セ:巨人 パ:阪急 日本一:巨人
1976 モントリオール セ:巨人 パ:阪急 日本一:阪急
1980 モスクワ セ:広島 パ:近鉄 日本一:広島
1984 ロサンゼルス セ:広島 パ:阪急 日本一:広島
1988 ソウル セ:中日 パ:西武 日本一:西武
1992 バルセロナ セ:ヤクルト パ:西武 日本一:西武
1996 アトランタ セ:巨人 パ:オリックス 日本一:オリックス
2000 シドニー セ:巨人 パ:ダイエー 日本一:巨人
2004 アテネ セ:中日 パ:西武 日本一:西武
2008 北京 セ:巨人 パ:西武 日本一:西武
2012 ロンドン セ:巨人 パ:日本ハム 日本一:巨人
2016 リオデジャネイロ セ:広島 パ:日本ハム 日本一:日本ハム
○日本一 巨人5回、西武(西鉄)5回、広島2回、オリックス(阪急)2回、DeNA(大洋)1回、ソフトバンク(南海)1回、日本ハム1回
○セ・リーグ優勝 巨人9回、広島3回、中日2回、DeNA(大洋)1回、阪神1回、ヤクルト1回
○パ・リーグ優勝 西武(西鉄)5回、オリックス(阪急)5回、ソフトバンク(南海、ダイエー)3回、日本ハム2回、ロッテ(大毎)1回、近鉄1回
日本一は17回中、巨人と西武(西鉄)がトップタイの5回。広島、オリックス(阪急)が2回と続き、DeNA(大洋)、ソフトバンク(南海)、日本ハムも1回ずつ経験している。セ・リーグ優勝は巨人が断トツの9回、パ・リーグは西武(西鉄)とオリックス(阪急)がトップタイの5回で、2005年から新規参入した楽天を除く全球団が1度はリーグ優勝している。
特に西武は5回のリーグ優勝すべてで日本一となっており、オリンピックイヤーの日本シリーズでは勝負強さを発揮している。また、直近の2大会でパ・リーグでは日本ハムが連覇中。ここ8年ではリーグ優勝2回だが、オリンピックイヤーにピンポイントで優勝していることとなる。
1964年に開催された前回の東京オリンピックでは阪神と南海(現ソフトバンク)がリーグ優勝し、南海が日本一に輝いた。今季はどのような結果となるのか、オリンピックだけでなくプロ野球にも注目だ。
(Full-Count編集部)