野球とアメフトの二刀流諦めず? NFLのマレーがMLBにも色気「できるかもしれない」
MLBから全体9位、NFLから全体1位で指名、両者から1巡目指名を受けたのは史上初
2018年ドラフトでアスレチックスから1巡目(全体9位)指名されたものの、アメリカンフットボールでのプレーを選択したNFLアリゾナ・カージナルスのQBカイラー・マレー選手。新人ながら3722のパスヤード、544のランヤードを記録するなど輝かしい活躍を見せたが、まだMLBでプレーすることも諦めていないという。米メディア「ヤフースポーツ」が伝えている。
オクラホマ大学では野球とアメフトの二刀流としてプレーしたマレー。2018年のドラフト1巡目指名後には一度、アスレチックスと契約を交わしたが、同年12月には大学アメフト界の最優秀選手に与えられる「ハイズマン賞」を受賞。球団との話し合いの上でNFLへの挑戦を決断し、アリゾナ・カージナルスから全体1位で指名された。史上初めてMLBとNFLで1巡目指名を受けた選手となっていた。
米メディア「アリゾナ・リパブリック」のボブ・マクマナマン記者は、自身のツイッターでマレーのコメントを紹介。「考えることはできると思う……身体的には、できるかもしれないと思うよ。人生でずっと両方ともやってきたんだ。経歴に加えたいとは思うよ」とマレーはNFLとMLBという前代未聞の二刀流の夢をまだ諦めていないようだ。
「NFLネットワーク」のイアン・ラパポート記者によると、マレーのカージナルスとの契約では同時に野球をプレーすることが禁止されているとされ、もしマレーが本気であるなら、数年待たなければならないという。アリゾナ・カージナルスがマレーとの契約を見直さない限り、マレーは次の契約まで二刀流ではプレーできない。ただ、マレーが野球に復帰することを決断した場合にはドラフトで指名したアスレチックスが保有権を持つとしている。
記事では最後に「しばらくかかるかもしれないが、マレーは久しぶりの2種目アスリートになるかもしれない」と言及。マレーがMLB、NFL両方の球宴に出場したボー・ジャクソン氏に続くのか、注目が集まる。
(Full-Count編集部)