巨人新助っ人パーラの止まらぬ古巣愛 時差14時間でも電話待ち「一緒に幸せを…」
米メディアには日本で活躍し「もう1度、メジャーリーグでプレーをしたい」と語る
昨年、初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたナショナルズ。序盤の不調っぷりから奇跡的なV字回復を果たした要因の1つと言われているのが、巨人の新助っ人・ジェラルド・パーラ外野手とその登場曲“ベイビー・シャーク”だ。米メディア「NBCスポーツ」は「ナショナルズはなんとかして、昨年のあの魔法を維持しようとしている」と形容した。
「NBCスポーツワシントン」でパーラは次のように語っている。「彼らはそれ(魔法)を失わないと思う」「彼らは、またプレーオフに出場すると思う。なぜなら彼らは、本当に素晴らしい心を持った、いい奴らだから」と語ったという。
パーラは“ベイビー・シャーク”のメロディーのように楽しい雰囲気をチームにもたらした。つまり“魔法”を作る役割を果たしていた。「アニバル(サンチェス)と話したんだ。どうか、その感覚を失くさないでほしいって。彼らがクラブハウスであの感覚を維持することが、僕にとっても大事なことなんだ」。ナショナルズのウィンターフェスタでは、アニバル・サンチェス投手がパーラとビデオ通話をし、笑って楽しんでいるパーラの姿が見られたという。
チームメートがパーラを恋しがるように、パーラも古巣が忘れられない様子が伝わってくる記事の内容だ。活躍の機会や年俸の面でも高いオファーをくれた巨人を選択したという。ただ、記事では「彼は、引退する前にもう1度メジャーリーグでプレーしたいとは思っている」と触れている。近年もNPBを経由して、再びメジャーで活躍する選手も多い。それくらいの活躍を期待したいところだ。
さらにパーラは「彼らが勝ったら、その瞬間に起きて一緒に幸せを感じられるように、電話の通知をセットした。僕もその時にそこにいたい。フェイスタイムをする準備は出来ているよ」と古巣への愛を語っている。ナショナルズの存在を刺激として、V請負人として巨人の日本一に貢献してもらいたい。
(Full-Count編集部)