中京大中京、最多優勝数&勝利数歴代1位目指す プロ注目中山「日本一は譲れない」

10年ぶりのセンバツ出場を決めて喜びの表情を見せる中京大中京ナイン【写真:小西亮】
10年ぶりのセンバツ出場を決めて喜びの表情を見せる中京大中京ナイン【写真:小西亮】

昨春に同県の東邦が5度目の選抜優勝&歴代1位の通算56勝をマークした

 3月19日に開幕する「第92回選抜高校野球大会」の出場校を決める選考委員会が24日開かれ、昨秋の明治神宮大会で初優勝した中京大中京(愛知)が10年ぶり31回目の出場を決めた。名古屋市内の同校グランドではナインたちが一様に喜び、令和初の選抜を制して再び優勝回数で歴代トップに並ぶべく意気込んだ。

 昨秋の愛知県大会で圧倒的な力を見せ、東海大会、明治神宮大会も制した中京大中京。今春の選抜でも堂々の優勝候補に挙がる。中軸を担う捕手の印出太一主将は「ようやくスタートラインに立てた。チーム力が一番の売り。強豪校にしっかり勝って日本一になりたい」と話した。高橋源一郎監督も「出場決定の報告を受けて身が引き締まる思い。投手中心の守りの中で、ひと冬鍛えてきた攻撃がどこまで通用するか」と見通した。

 昨秋の選抜では同県のライバル東邦が通算5度目の頂点に立ち、並んでいた歴代の優勝回数で抜かれた。単独トップだった55勝の記録も、東邦に1勝上回られた。プロ注目でもある遊撃手の中山礼都内野手は「中京大中京が日本一というのは譲れない」と話した。令和になって初めてやってくる春の大舞台で、名実ともにNo.1をつかみ取る。

(小西亮 / Ryo Konishi)

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