ア軍“サイン盗み”で初めて選手が非を認める 17年在籍カイケル「謝罪したい」

今季からホワイトソックスでプレーするダラス・カイケル【写真:Getty Images】
今季からホワイトソックスでプレーするダラス・カイケル【写真:Getty Images】

2018年までアストロズに在籍したホワイトソックスのカイケルがファンに謝罪

 米球界を揺るがしているアストロズの電子機器を使った“サイン盗み問題”。メッツのカルロス・ベルトラン新監督、アストロズのヒンチ監督、レッドソックスのコーラ監督が解任される騒動に発展しているが、当時のアストロズ選手が初めてスキャンダルについて謝罪した。AP通信が伝えている。

 サイン盗みの真相について沈黙を貫いていたアストロズナインだが当時のメンバーの1人がファンに向け初めて謝罪した。昨年オフにホワイトソックスに移籍したダラス・カイケル投手。18年までアストロズに在籍し(昨季はブレーブス)17年には14勝5敗の成績を残しワールドシリーズ制覇に貢献した左腕だ。

 カイケルは24日(日本時間25日)にホワイトソックスのファン・コンベンションに参加した際に「野球界は、その頃、そういう状態だった。それがルール違反かと聞かれるとそれはそうだ。そして、こんなことになってしまったことに対して、個人的に謝罪したい」とチームのサイン盗みについて公式に謝罪した。

 サイン盗みについては当時、毎試合行っていたわけではないことを言及し「すごく上手くやる選手もいたし、時にはグループでやった。だけど、それでも打てない投手もいた」と説明。相手チームの投手がアストロズの“サイン盗み”を見破り「打者よりも上手の投手もいた」と“失敗”した時もあったという。

 17年に同僚だったマイク・ファイアーズ投手の“告発”によりサイン盗みが一気に世に出ることになったが「クラブハウスのルールが破られて残念だ。彼については言いたいことはあまりない」と、“裏切り行為”を行った元同僚に不信感を持っている様子だった。

(Full-Count編集部=AP)

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