ドジャースの「コミュニティツアー」とは? ロバーツ監督が語る地域貢献の意義
「オフシーズンはファンのために恩返しをする時間でもある」
前田健太投手の在籍するドジャースは現在、春を告げる恒例イベント「コミュニティツアー」を行っている。4日目となった23日(日本時間24日)にはフロント、デーブ・ロバーツ監督やコーチ、選手らが地域のために、子供用のプレイハウス作りなどを行った。
ドジャースにとって毎年恒例の地域貢献活動。ロバーツ監督は「僕にとってもとても特別な事だよ。繋がりを作れることはとても重要だからね。ここにいるファンは本当に特別なんだ。オフシーズンはファンのために恩返しをする時間でもある。スプリングトレーニングやシーズンが始まると自分がやりたいほど、時間を裂くことが出来なくなるからね」と語り、この活動の重要性を強調した。
さらには「恩返しをしたいと思えるのは自分がどれだけ恵まれているかを知っているからだと思う。高校球児でもあったし、マイナーでもプレーしていた。そして今はドジャースの監督にまでなっている。今まで経験を積んで、それで他の人が喜んでくれる事ができるのは僕にとっても嬉しい事だ。もちろん野球の試合で勝つことも重要だけれど、ファンがやっぱり第一さ。だから子供たちやベテランと触れ合ったり、家を建てたりする事ができることは1年中支えてくれるファンへの些細な恩返しだと思ってい」とも語っている。
また、アンドリュー・フリードマン編成本部長も「毎日のことで忙しくしていると本当に大切なことを見落とすこともあるから、このようにちょっと心に余裕を持つことができると僕ら自身のためにもリラックスしてまた頑張ろうと思えるようになるよ」と活動の意義を語っていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)