DeNAラミレス監督が語った佐野のキャプテンとしての資質「8から9のレベル」
ポスト筒香としても佐野に期待「2割9分、20本、80打点の能力ある」
DeNAは25日、横浜市の横浜港大さん橋で今季のスローガンと新キャプテンをを発表。2020年新スローガンは「NEW GENERATION IS HERE」に決定し、キャプテンには佐野恵太内野手の就任が決まった。
DeNAの主将は昨年まで筒香が5年間務めた。チームの大黒柱は今オフにポスティングシステムを利用してレイズに移籍。就任5年目を迎えるアレックス・ラミレス監督は躊躇なく25歳の佐野を後任に決めたという。
「キャプテンに向いているレベルを1から10で表した場合、サノは8から9のレベルがある。セルフコントロールができるし、コミュニケーションスキルも高い。キャプテンは難しいことだが、彼には資質がある」
佐野は明大から2016年ドラフト9位で入団した。支配下選手ではチームで“最下位”指名だったが、1年目から1軍でプレー。3年目の昨季は自己最多の89試合に出場、打率.295(200打数59安打)、5本塁打、33打点をマークした。特に代打では打率.344(32打数11安打)と勝負強さを発揮した。指揮官はここにキャプテンとしての資質を感じたという。
「代打で、特に得点圏で力を発揮した。簡単なことではない。準備をしてしっかりマネジメントしたことを評価している」
昨季途中、筒香のポスティングを認めることがチーム内で具体化しはじめると、ラミレス監督は密かに佐野を“ポスト筒香”候補として「4番・左翼」で起用した。
「そういうところで準備をしてきた。毎日試合に出れば成績を残すポテンシャルがある。打率.290、20本塁打、80打点以上を残す能力がある。ツツゴウの代わりはいないが、サノはサノのままで穴を埋める能力がある」
指揮官からキャプテンの重責だけではなく、ポスト筒香候補の1番手に指名された佐野。25歳は今季大ブレークを果たせるか、注目だ。
(片倉尚文 / Naofumi Katakura)