バーランダー、“KY発言”で大炎上「ア軍は高度なテクノロジーと分析技術を誇る」
昨季CY賞バーランダーはアストロズのサイン盗み問題に揺れる中、BBWAA夕食会でスピーチした
アストロズのジャスティン・バーランダー投手は25日(日本時間26日)、ニューヨーク市内で行われた全米野球記者協会(BBWAA)の毎年恒例の夕食会に出席。昨季2度目のサイ・ヤング賞と3度の最多勝に輝き、各賞受賞者と共に招待されてスピーチしたが、軽率な発言で出席者の顰蹙(ひんしゅく)を買ったようだ。地元メディア「12up」など米複数メディアが伝えている。
電子機器を用いたアストロズのサイン盗み問題は米球界を揺るがす一大スキャンダルとなっている。17年ワールドシリーズで敗れたドジャースなど他球団から怒りの声が上がるなど騒動は収まりそうにないが、そんな中で夕食会に出席したバーランダーはアストロズについて「高度なテクノロジーと分析技術を誇る」とスピーチ。周囲の失笑を買ったという。
バーランダーの晴れ舞台での“KY発言”。これまでに所属していた選手で謝罪したのはホワイトソックスのカイケルだけだ。「12UP」は「アストロズの投手陣はアルトゥーベやブレグマンら打者のようにサイン盗みで直接恩恵は受けてないかもしれないが、彼らは、その場に居合わせた者として、ワールドシリーズ制覇という恩恵を受けている」、「バーランダーの今回の発言も今のアストロズには、全く助けにならない」と厳しく指摘した。
米紙「ニュースデイ」は「バーランダーがサイン盗みのことで『みんな知っていると思うけど、彼らは(アストロズは)高度なテクノロジーと分析技術を誇っている』と言った時、観客から笑いとブーイングが両方起こった」と報じた。NY紙「ニューヨーク・タイムズ」のデイビッド・ワルトシュタイン記者も自身のツイッターで「バーランダーはアストロズのことを『高度なテクノロジーと分析技術を誇る』と言い、笑いを引き起こした」と伝えた。
通算225勝を誇る36歳。周囲に波紋を呼ぶ発言となってしまったようだ。
(Full-Count編集部)