レイズ移籍の筒香嘉智が激白 「やるかやられるか」の覚悟、渡米へグラブは3種類

中軸で長打が期待される筒香、本塁打は「期待されていれば、もちろん打ちたい」

 レイズのケビン・キャッシュ監督は、入団会見で筒香に打線の中軸を任せたい意向を示していた。中軸ともなれば、メジャーでは特に長打、ホームランを期待される。ベイスターズで205本のアーチを架けた筒香にとって、ホームランは狙って打つものなのだろうか、あるいはヒットの延長で出るものだろうか。

「ホームランにもいろいろな種類があると思います。もちろん狙って打つ時もありますし、違う思いで打席に立った時に出ることもある。1つの思いを持ってホームランを打ちにいっているかというと、そうじゃないですね。根本にあるのは、チームの勝利。ホームランを打って、チームが勝つのがベストです。期待されていれば、もちろん打ちたいですし、究極を言えば毎打席でも打ちたい。でも、なかなかそうにもいきませんから(笑)」

 小学生だった筒香少年がボンズのホームランに憧れたように、メジャーの舞台で活躍するレイズ筒香の姿に憧れる野球少年も現れるだろう。野球少年や子どもたちの未来を第一に考えた育成や教育について、日頃から声を大にするスラッガーは、アメリカかどんな姿を届けてくれるのだろう。

「誰が見ても『ああいう風になりたい』っていうプレーですよね。僕の姿を見て、野球をやっている子が1人でも『ああなりたい』って思ってくれたり、野球をやっていない子が『野球をやりたい』って思ってくれるようなプレーができたらうれしいですね」

 子どもたちが憧れるようなプレーを届けたい――。レイズ筒香嘉智は、2月17日(日本時間18日)新チームでのキャンプインを迎える。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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