秋山翔吾ら179億円補強レッズは「V候補」 6年連続負け越しも米メディア太鼓判
ライバルが静かな中、大補強を敢行「素晴らしいタイミングで正しいことをした」
秋山翔吾外野手の加入したレッズが、ナ・リーグ中地区の優勝候補に浮上? 米メディア「ESPN」が「ナ・リーグ中地区で最強のチームはどこだ? それはシンシナティ・レッズかもしれない」との見出しで“猛プッシュ”している。
レッズのボブ・カステリーニ球団オーナーは今オフ、FA選手に投資すると宣言。実際に秋山の他にも、通算120本塁打のニコラス・カステヤノス外野手、昨季35発のマイク・ムスタカス内野手、昨季14勝のウェイド・マイリー投手の獲得に成功している。秋山は3年総額2100万ドル(約23億円)、カステヤノスとムスタカスはともに4年総額6400万ドル(約70億円)、マイリーは2年総額1500万ドル(約16億円)と4選手合計で1億6400万ドル(約179億円)の大型補強となった。
レッズは6年連続で負け越し中。しかし記事では「今回は素晴らしいタイミングで、正しいことをした」と絶賛し、「ナ・リーグ中地区には、2018年のレッドソックスも2019年のヤンキースもいない。そして、レッズ以外のこのディビジョンはこのシーズンとても静かだった」と同地区のライバル球団が大きな補強をしていないことも指摘している。
昨季地区優勝のカージナルスは球宴2度のオズナを失い、補強は韓国人左腕キム・グァンヒョンくらい。2位のブルワーズはムスタカスと正捕手グランダルが流出し、昨季10勝のデイビーズもトレード放出した。ジョー・マドン監督が退任したカブスは補強なく、通算163勝のハメルズはブレーブスへ。最下位だったパイレーツは主力のマルテを有望株とのトレードに出すなど再建モードだ。
記事ではこの他のポジティブな要素として、昨季途中に加入したトレバー・バウアー投手がフルシーズン活躍できること、内外野をこなせる若手のニック・センゼルと、ブルペン勢が後半戦で向上していたことを挙げている。そして「レッズが中地区で優勝候補と言ってもいいのではないか。すくなくとも、ついにナ・リーグで有力チームの1つになったことに間違いない」と太鼓判を押している。
昨季は優勝したカージナルスに16ゲーム差をつけられて4位に沈んだレッズ。秋山らの加入で快進撃を見せるのか注目が集まっている。
(Full-Count編集部)