練習補助員で古巣キャンプ参加の元ロッテ西岡剛 打撃練習でグラブ付けて“守備”
背番号7の後継者、FA加入の福田秀から挨拶を受ける
元ロッテで現在、ルートインBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスでプレーする西岡剛内野手が沖縄・石垣島で行われている古巣のキャンプ地に練習補助員として参加している。選手が球場に来る前からボールを準備する姿が見られた。打撃練習では選手たちの打球をグラブをつけて守りながら拾うなど、グラウンドにも立った。新加入の福田秀から挨拶を受ける場面もあった。
懐かしいロッテのキャンプ用の帽子をかぶり、西岡はボールケースを運んだり、打撃ケージをセッティングをしたりした。その顔は真剣そのもの。今だからこそ、分かることもある。慣れているスタッフに手順を聞きながら、何かを感じ取るように仕事を黙々とこなしていた。
ロッテのキャンプにはルートインBCリーグの選手が“補助員”として参加することが恒例となっており、西岡はそのメンバーとして参加。20人ほどの練習補助員とともに古巣のキャンプをサポートしている。この日はキャンプ初日とあり、地元の歓迎セレモニーが行われた。そのあと、選手やスタッフ全員が挨拶する場面もあり、西岡もその中に加わった。今季からFAで加入し、西岡がかつて背負っていた「7」をつける福田秀からは直接、挨拶を受ける場面もあった。
用具の準備だけでなく、フリー打撃が始まると左中間の位置にグラブをはめて、ボール拾いも行った。その姿だけ見れば、まるで守備練習をする選手のよう。自分よりも若い選手の練習を見つめていた。