鷹育成の砂川、王会長に直訴した“御前特打”で豪快弾披露 「持ち味は出せた」
12分間走では失速して追試決定も、得意の打撃でアピール
ソフトバンクの砂川リチャード内野手が宮崎キャンプの1日、全体練習後におよそ90分の特打を行い、初のA組で自慢の打撃を猛アピールした。
初のA組で迎えたキャンプ初日。午前中の12分間走では失速して2400メートルに終わり“追試”が決定。「正直、めちゃくちゃきつかったです。でも、あれで力が抜けたのが良かったのかもしれません」と午後の通常メニュー、その後の特打で猛アピールした。
「バッティングは良かったと思いますが、まだまだMAXじゃない。でも持ち味は出せたと思います。最後の1本はホームランを狙って場外まで打てました」
平石洋介打撃コーチらに背中を押される形で、王貞治球団会長に「見といてください」と直々にお願いしたというリチャード。直訴しての“御前特打”で結果を出すあたりも、大物の予感が漂う。
「2桁の背番号で開幕を迎えたい。こんなチャンスはないと思うんで」。キャンプの最後までA組抜擢の期待に応え続ける覚悟だ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)