ファン待ちわびた覚醒なるか 鷹打撃コーチの“推しメン”は崖っぷち8年目と7年目の元侍

上林は念願のレギュラー奪取へ、熾烈な外野手争いに臨む

 2013年にドラフト4巡目で仙台育英高から入団した上林は2017年に134試合、2018年には全143試合に出場。レギュラーをほぼ手中に収めかけ、侍ジャパンのメンバーにも絵選ばれていた。だが、昨季、右手甲に死球を受けて骨折。負傷直後に痛みを押してプレーを続けたことで怪我が長引き、そして打撃の調子も崩した。結果、99試合の出場に終わり、悔しい1年になった。

 今季はレギュラー再奪取に向けて、並々ならぬ意気込みで挑んでいる上林。立花コーチは「左足が強くなっている。左足が強くなるとトップが安定する。もともと打球が飛ぶタイプで、リストも強い。去年も色んな話をしたけど、実感してやってくれたらいい」と、ここまでの上林の変化を感じている。

「1軍の数には限りはありますけどね…」という立花氏。29人の1軍登録枠で外野手に割り当てられるのは5人前後。柳田悠岐、デスパイネ、バレンティン、中村晃は当確で残る1枠か2枠を上林と真砂のほか、ベテランの長谷川勇也や釜元豪、ルーキーの佐藤直樹や柳町達らが狙っている。この狭き門を突破できるのは果たして誰か。ファンも期待し続けてきた上林と真砂の2人が、大ブレークを果たすことはできるか、注目だ。

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