OB摂津正氏が語る2020年のホークス 注目ポイントと期待する若手は誰?
DAZNの「12球団キャンプキャラバン」でソフトバンクのキャンプを訪れた摂津氏
2月1日に一斉にスタートしたプロ野球12球団の春季キャンプ。球春到来が週末と重なったこともあり、各キャンプ地は多くのファンで賑わいを見せていた。
スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」では解説陣が独自の視点でキャンプ取材を行なって情報を発信する「12球団キャンプキャラバン」を順次配信中。その解説陣の1人としてソフトバンクのキャンプに視察に訪れた、ソフトバンクOBの摂津正氏に、今季のソフトバンクの注目ポイントや期待の若手について語ってもらった。
2018年オフに現役を引退した摂津氏。懐かしの春季キャンプを訪れ、まず「みんな頑張っているな、懐かしいなと思って見ていました」と笑顔を浮かべた。今季、4年連続の日本一を目指す古巣の注目点には「バレンティンでしょうね」とヤクルトからソフトバンクに移籍してきた助っ人砲の名前を挙げた。
その理由として「たぶんレフトを守ると思うので、そうなるとグラシアルが内野に回るのかなと思います。いろいろな打線のバリエーションができる、豊富になるということなので、開幕の時にどんなオーダーになっているのか楽しみがありますね。誰が、どこにいるか、分からないですから」と挙げた。バレンティンの加入により、選手層にさらに厚みが増したホークス。どういうラインアップになるか、プロである摂津氏でも楽しみだという。
注目の若手選手には甲斐野央投手の名前が。「甲斐野は昨年活躍しましたし、継続して今年も活躍できるのか注目しています」と摂津氏。自身も入団から2年連続で70試合以上に登板し、先発転向後は5年連続2桁勝利を挙げた。さらに“弟分”だった森唯斗投手の“弟分”ということもあり、期待を寄せた。
さらには「あとはセカンドですね。去年、固定できてなかったですからね。去年は牧原選手が主に入っていましたし、今のところで言えば牧原選手かなと思うんですけど、そのほかにもいい選手がいるので楽しみです。内野はどうなるか。(固いのは)ショートの今宮選手、キャッチャーの甲斐選手くらいじゃないですか」という。グラシアルが内野に回る可能性もあり、そうなると三塁の松田宣浩内野手、一塁の内川聖一内野手も安泰ではなくなる。そのポジション争いというところにも摂津氏は注目していた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)