前田健太獲得の決め手は… 出来高重視の契約はツインズに「あり得ないほど好都合」
「球団にとって好都合なユニークな契約」は「彼が非常に魅力的な存在という理由の1つ」
また、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、ツインズが放出した若手有望株の21歳ブラスダー・グラテロルが救援投手であったことを紹介した上で、先発投手を獲得したことの重要さを指摘。さらに、「ブルペンへ配置転換も可能だ」と、日本人右腕がいざという時のブルペン要因になることも獲得の利点としている。
昨季は37登板中11試合、救援としてマウンドに上がった前田。先発としての出来高重視の契約によって850万ドル(約9億3000万円)の報酬に留まっていた。
同メディアは、「マエダはドジャースにとって非常に優秀で、なおかつ万能性も備えた投手だっただけでなく、球団にとって好都合なユニークな契約は、ツインズにとって彼が非常に魅力的な存在という理由の1つだということは疑いようもないことだ」と、前田の“格安”契約の利点も記している。
ドジャースではシーズン終盤に救援へと配置転換されることが多く、先発としての登板機会が減りつつあった右腕。新天地では先発としてローテを死守し、出来高を多く獲得することができるのだろうか。