ツインズの前田健太獲得は「正しい動き」 大型トレード3球団を米メディア採点
ドジャースは「A」、マエケン獲得のツインズは「A-」
○ドジャース:「A」
「球界でトップ5の選手を獲得するためにプライスの契約を引き継ぐことをためらわなかった。コディ・ベリンジャーとムーキー・ベッツを外野でペアに出来る機会を見つけて実行したことはとても賢い動きだ」
記事は、ツインズに移籍する前田の穴は痛いが、プライスが前田を上回る活躍をする可能性は少なくないとしている。
○ツインズ:「A-」
「投手陣強化を何が何でもしたかった。マエダはフルタイムのスターターになれるところに行きたかった。マエダの契約は(基本年俸が)年間300万ドルで2023年までなので今後の動きをしばらくは心配しなくていい」
記事は、予算が少ないツインズには非常にありがたいトレードとなったと指摘。一方で21歳のプロスペクト、ブラスダー・グラテロル投手をレッドソックスに放出する形になったが、「それでも『今』が勝つときだと考えているツインズにとっては正しい動きだった。マエダは確実な存在としてローテーションに安定感を与えてくれるだろう」と評価している。
27歳のベッツは18年に打率.346で首位打者となり、MVPを受賞。4年連続ゴールドグラブ賞に輝いている。先月、年俸調停を避けて1年2700万ドル(約29億3700万円)でレッドソックスと契約合意した。通算150勝を誇る34歳のプライスはレイズなどを経て2016年にレッドソックスへ。この際に当時の投手史上最高額の7年2億1700万ドル(約237億円)で契約を結んだ。
超大物2選手が絡み、先発不足を解消したかったツインズが前田に触手を伸ばした。また、レッドソックスは有望株を選びチーム再編の道を進むようだ。様々な思惑が絡んだ三角トレードはどんな結果になるのだろうか…。
(Full-Count編集部)