田中将大、東京五輪出場の侍Jへ「金メダルとって」 08年北京は「必死で覚えてない」
高卒2年目の08年に北京五輪に出場「必死にがむしゃらについていくだけだった」
ヤンキースの田中将大投手は7日、羽田空港から渡米した。メジャー7年目のシーズンを戦う準備に入るが、日本では今年、野球日本代表「侍ジャパン」が東京五輪に臨む。日の丸を背負って戦う選手たちに「ぜひ金メダルをとってほしいですね」とエールを送った。
自身は高卒2年目の2008年に北京五輪に出場。「出たには出ましたけど19(歳)のときでしたし、本当に必死に、がむしゃらにみんなについていくだけだったので、あまり良く覚えてないです」と振り返った田中は、3試合に登板して7イニング無失点と好投した。しかし、チームは準決勝、3位決定戦で敗れてメダルには手が届かなった。
ただ、今回の舞台は東京。「自国開催ですし、間違いなくホームの雰囲気でゲームできるのが大きなアドバンテージになると思うので、自分たちのペースでゲームを運びやすくなると思います」と、地の利を生かして頂点に立つことを期待した。
今季はヤンキースとの7年総額1億5500万ドル(約170億円)の契約最終年を迎える右腕。五輪での金メダルを侍戦士に託し、自身は悲願のワールドシリーズ制覇を目指す。
(工藤慶大 / Keita Kudo)