阪神、早くも遊撃争いで火花! チーム1号木浪「継続」、北條V弾に「まだまだ試合ある」

中日との練習試合でアピールを見せた阪神・北條史也(左)、木浪聖也【写真:津高良和】
中日との練習試合でアピールを見せた阪神・北條史也(左)、木浪聖也【写真:津高良和】

2年目の木浪がチーム1号となる3ランを放てば、北條は9回に決勝ソロ

 今季初の対外試合で遊撃のポジションを争う2人が猛アピールだ! 阪神は8日、中日との練習試合(北谷)を7-6で勝利し白星スタートを飾った。2年目の木浪聖也内野手が“チーム1号”を放てば、北條史也内野手は決勝ソロを放ちチームの勝利に貢献した。

 まず見せたのは「7番・遊撃」の木浪。2回2死走者なしの第1打席では右中間二塁打を放つと、4点を追う4回2死一、二塁の第2打席では中日・阿知羅が投じた141キロの直球を完璧に捉えバックスクリーン右へ飛び込む3ランを放ち「1打席目からしっかり入れるように準備してきた。結果がでたのは良かったです」と手応えを口にした。

 ルーキーイヤーの昨季は開幕スタメンを勝ち取るなど113試合に出場し打率.262、4本塁打、32打点をマーク。今季もキャンプ1軍スタートで攻守でアピールを続ける2年目野手は「1試合目にしては良かったけど、まだ始まってもない。継続してやっていきたい」と気を引き締めていた。

 正遊撃手争いで負けられないのが北條だ。「9番・DHで先発出場し6回の守備から遊撃を守った。そして6-6の同点で迎えた9回。3ボール1ストライクから中日・藤嶋の直球を完璧に捉えた打球は左中間へ飛び込む決勝ソロとなりチームを今季初勝利に導いた。

 木浪に負けじと豪快な一発で存在感を見せた北條は「明日も実戦があるので打てるように。まだまだ試合はあるので」と、浮かれることなく淡々と言葉を残した。

 初戦から強烈な印象を残し火花を散らす遊撃争い。鳥谷がチームを去り新たな時代を築くのは木浪、北條、それとも……。阪神の遊撃争いから目が離せない。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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