女子プロ野球、2020年は全球団を京都に集約 彦惣理事「また戻っていけるように」

会見を行った日本女子プロ野球リーグの彦惣高広代表理事【写真:編集部】
会見を行った日本女子プロ野球リーグの彦惣高広代表理事【写真:編集部】

昨年11月には36選手が退団、「今までのやり方の継続は費用の面から困難」

 日本女子プロ野球リーグは10日、都内で2020年シーズンの体制発表を行った。昨年までの京都フローラ、愛知ディオーネ、埼玉アストライアに育成チームのレイアを加えた4球団は維持。愛知、埼玉、京都の名称は残しながら、全球団を京都に集約して活動することが発表された。

 昨年11月には全選手の半分以上となる36選手が退団となり波紋を広げた。彦惣高広代表理事は「今まで埼玉県内、愛知県内、たくさんの地域の方に応援していただき、サポートをしていただきました。その思いも当然持ちながらですが、今のやり方を継続してやっていくことは費用の面から困難であると判断させていただきました」と説明。チームを京都に集めての試合実施は、試合遠征費、事務所の費用などの節約が狙いとなる。

 また、「なんとか女子プロ野球を続けていくという判断につきまして、手段として1拠点に1度、固めさせていただいて、また戻っていけるように、女子プロ野球が発展していくように活動していきたいと思っております」と将来的には愛知、埼玉にも本拠地を戻す構想を明かし、名称は残したままとする。

 今季で11年目を迎える。シーズンは前期45試合、後期33試合が予定され、開幕戦は3月28日にわかさスタジアム京都で開催されることも併せて発表された。

(Full-Count編集部)

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