前田健太とツインズの両者に好都合!? 米メディアは実質負担「タダ同然」と指摘

ドジャースからツインズへの移籍が発表された前田健太【写真:Getty Images】
ドジャースからツインズへの移籍が発表された前田健太【写真:Getty Images】

ツインズはドジャースから約11億円も獲得、前田の年俸の大半をまかなえるとの声

 ドジャースの前田健太投手が交換トレードでツインズへ移籍することが発表された。ツインズは念願叶って先発投手を手に入れることに成功したが、この契約はかなり好都合だったようだと米メディアが伝えている。

 当初はドジャース、レッドソックス、ツインズでの大型三角トレードになる見込みだったが、ツインズがトレード要員としたグラテロルの身体検査の結果にレッドソックスが難色を示して交渉は難航。このトレード話はなくなり、ツインズとドジャースの2球団間での“取引”に。ツインズには前田に加えて1000万ドル(約11億円)が入り、ドジャースにはブラスダー・グラテロル投手ら若手有望株2選手、ドラフト指名権が移る。

 米スポーツ選手契約情報サイト「スポットラック」は「ケンタ・マエダはツインズのローテーションにとって必要な補強だ。そして、これ(前田の契約)は今後のミネソタにとって、タダ同然ということになる」とツイート。前田は先発3番手と見込まれており、ツインズにとっては失敗できないトレードだったが、“タダ同然”とはどういうことか。

 同メディアは続けて、「ドジャースから送られる1000万ドル(約11億円)で、彼の4年契約のうち3年間分と、移籍時に発生するボーナスを埋め合わせられる。また彼は開幕時点でのロースター入りで15万ドル(約1600万円)を、加えて先発登板数と投球回数の出来高も獲得することになり得る」と契約内容に触れた。移籍のボーナスは100万ドル(約1億1000万円)とされる。

 つまり、出来高を除いては4年契約の1年分の負担で先発3番手が確保できるという、ツインズにとってはまたとないウマい話。一方で前田も先発を希望しており、お互いにとって悪くはない話となる。しかも先発で活躍しつづければ、出来高も見込める。ドジャースでは3年連続で夏場にブルペンへの配置換えとなっていたが、ツインズではローテーションを守りぬけるだろうか。

(Full-Count編集部)

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