燕打線の主力から絶大な信頼 打撃投手の七條祐樹氏「いかに要望に応えられるか」

1軍サブマネージャー兼打撃投手を務めるヤクルト・七條祐樹氏【写真:広尾晃】
1軍サブマネージャー兼打撃投手を務めるヤクルト・七條祐樹氏【写真:広尾晃】

昨季は青木、バレンティン、山田哲、雄平ら主力野手を担当した

――特定の打者に投げるのですか?

「キャンプ中はそういうことはないですが、シーズンが始まると決まってきます。昨年は青木宣親さん、山田哲人、バレンティン(現ソフトバンク)、雄平、それにシーズン当初は坂口智隆の各選手が僕の担当でした。あとはレギュラー捕手ですね」

――主力打者ばかりですね

「打撃コーチの依頼もあって投げさせてもらっているので、光栄に思っています」

――体を使う仕事ですから、手入れも必要だと思いますが?

「毎日時間を見つけてトレーニングをしたり、ストレッチをしたりしています。全体的にバランスよく鍛えています。あまり鍛えすぎて、球質が変わっても困りますので。速すぎても遅すぎてもダメ、というところがあるので。人間なので多少の誤差も、その日の良し悪しもありますが、その誤差を小さくすることですね」

――今後についてはどのように考えていますか

「まずユニフォームを着ていたい。少なくともあと5年は今のようにトレーニングをしながら投げるのが目標です。長い目で見れば、あと10年は投げたいと思っています」

 七條氏は9日も青木宣親、雄平両外野手に投げていた。プロ野球球団はこうした強いプロ意識を持つスタッフによって支えられているのだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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