「若い子たちに負けたくない」 中日のベテラン吉見が挑むプロ15年目への決意
山井に次ぐチーム2番目の年長投手に「山井さんにも負けないように」
昨季は5位に終わり、7年連続でBクラスに沈んだ中日。2012年以来となるAクラス、2011年以来となるリーグ優勝を目指す今季、チームを支える1人がベテランの吉見一起投手だ。その吉見が、スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」の「12球団キャンプキャラバン」に登場し、今季への思いを語っている。
2005年の希望入団枠で中日に入団した吉見は2009年、2011年に2度、最多勝に輝くなど落合博満監督のもとで黄金期を築いた中日のエースとして君臨した。2012年以降は肘などの怪我が続いたが、2016年には21試合に先発。2017年、2018年もコンスタントに先発したが、昨季は5試合の登板に終わった。
若手投手が成長している中日。梅津や山本、小笠原といった面々と吉見はローテを争う立場にいる。このキャンプのテーマとして右腕は「競争に勝つというのが最大のテーマなので、そこかなと思います」と語っている。
今季中に36歳を迎える吉見。42歳になる山井大介投手に次ぐチーム2番目の年長投手となった。山井は昨季13試合に先発。今季もベテラン2人の奮闘に期待がかかる。「監督もいつも『2人がやってくれなきゃいけない』と言ってくれているので、それは意気に感じています」と、吉見も与田監督からの期待に応えるつもりだ。
「若い子たちには負けたくないですし、負けないように、山井さんにも負けないように。歳の離れた先輩がいるんですけど、引っ張っていけたらいいかなと思っています」と語る吉見。ベテランが復活を果たせば、中日の上位進出が大きく近づいてくる。