バーネット氏、サイン盗みへ怒り収まらず…アストロズへの甘い処分は「ジョーク」
バーネット氏は17年、防御率25.07とアストロズに“カモ”にされていた
今季から古巣ヤクルトの編成部アドバイザーに就任したトニー・バーネット氏が14日、メジャーを揺るがしているサイン盗み問題に関し、ツイッターで言及。アストロズへの処分が甘いとして、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏の辞任を要求した。
アストロズのサイン盗み問題では、ジェフ・ルーノー前GMとAJ・ヒンチ前監督がMLB機構から1年間の報酬なしの停職、球団には2020年と2021年のドラフト1巡目と2巡目の指名権剥奪と罰金500万ドル(約5億4860万円)が科された。
渦中のアストロズは13日(日本時間14日)、フロリダのスプリングキャンプ施設で謝罪会見を行った。しかし、ジム・クレイン球団オーナーが、「サイン盗みが試合に影響したとは思っていない」と発言し、物議を醸すなど未だ収拾のつかない状況となっている。
昨季までレンジャーズ、カブスとメジャーで救援投手として活躍したバーネット氏は自身のツイッターで「ロブ・マンフレッドの義務は球界を守ることだが、彼はしくじった。彼は辞任するべき。これ(アストロズに対して下した処分)はジョークだ。アストロズは“中指を立てて”(ナメた態度を取り)、責任を逃れた」と怒りの投稿を行った。
バーネット氏はサイン盗みを行ったとされる2017年はアストロズ相手に7登板4回2/3で13失点。防御率25.07と“カモ”にされていた。2017年シーズンの防御率が5.49だったことから、いかにアストロズに打ち込まれていたのかがわかる。バーネット氏が激怒するのは無理もない。
(Full-Count編集部)