大谷翔平のブルペン入りは「3月」 5月の投手復帰へ、指揮官も手応え「順調」

スプリングトレーニング3日目の練習を行ったエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】
スプリングトレーニング3日目の練習を行ったエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】

マドン新監督「バッティングは見てないけど」…「打撃コーチもみんな絶賛していた」

 エンゼルスの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、アリゾナ州テンピで行われているスプリングトレーニング3日目の練習を行った。2日連続の屋外でのフリー打撃ではセンターから逆方向を意識したバッティングで柵越え1本。キャッチボールも“球拾い”の間に10球程度を投げたのみだった。ジョー・マドン監督は、大谷のブルペン入りは3月になると話し、5月の投手復帰へ向けて「順調」と明かした。

 大谷はこの日、フリー打撃で34スイング。前日(25スイングで5本柵超え)より少なかったものの、センターから逆方向へ向けてテーマを持ちながら打っている様子で、唯一の柵超えは右中間への当たりだった。その後、左中間と中堅の守備位置に入り“球拾い”。24球を処理し、その途中で水原一平通訳を相手にやや強めのキャッチボールをおよそ10球行った。

 今季から就任したマドン監督は「まだブルペンはわからない。そのことはあんまり心配してないから、やらないといけないことのリストの上位には入らないんだね」と言及。大谷の投手復帰は5月が見込まれており、「今、僕は他の部分に集中している」と話した。その上で「きっと3月だね。トレーニングスタッフに任せているから僕は分からない。5月に合わせて今は順調にスケジュール通り進んでいるよ」と、ブルペン入りは3月に入ってからになるとの見通しを明かしている。

 一方で、打撃については「オオタニのバッティングは見ていないけど調子はいいと聞いているよ。膝の回復も順調みたいだしね。打撃コーチもみんな絶賛していたよ」。昨年9月に分裂膝蓋骨の手術を受けた左膝の状態も問題ないようだ。二刀流復活へ、メジャー3年目のスプリングトレーニングは順調なスタートとなっている。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY