アルトゥーベの謝罪は「嘘っぱち」 米メディアでボディーランゲージ専門家が分析

アルトゥーベとブレグマンの謝罪には「彼らは悪いことをしたとは全く思ってない」

 また、謝罪会見でアルトゥーベが「ブザーは誰も使っていない。MLBが調査して何も見つけることができなかった」と釈明した場面についても「彼は肩を何度もすくめているでしょう。これは、彼が自分の言っていることが、不確かであることを表している」と指摘。「彼はMLBの調査結果のことばかり言って、彼自身が実際ブザーを使ったかどうかについては何も言ってない」とも言及したという。

 そして、アルトゥーベとブレグマンが謝罪したシーンについても「これら全てで、全く感情が入ってないでしょう。『ソーリー』って言っているけど、心から言ってるわけでは全くない」と分析。「このビデオを見て私が言えることは、彼らは悪いことをしたとは全く思ってないということ。彼らは勝利した。2人ほど球団をクビになったけど、そんなの彼らはまったく気にしてない。彼らは勝ったのだから」と続けたという。記事の中で、ブラウンさんが終始厳しくアストロズの選手たちが嘘をついていると糾弾している。

 MLBは、ルーノー前GMとヒンチ前監督を2020年の1年間、報酬なしの停職処分として、アストロズに対しては2020年と21年のドラフト1巡目と2巡目の指名権剥奪、罰金500万ドル(約5億4870万円)を科した。ルーノー前GMとヒンチ前監督は球団から解雇されたが、選手に処分がないことについては批判の声も上がっている。

 また、実際にどの打者の打席で球種を知らせるゴミ箱の音が何回聞こえたかを数えたファンも現れ、当時の主力選手だったカルロス・ベルトラン氏が“主犯”だったという報道も出ている。ベルトラン氏は今季からメッツの監督を務める予定だったが、この騒動を受けて1試合も指揮を取らずに解任となっていた。次々と新たなニュースが出てきているが、すべての真実が明らかになる日は来るのだろうか。

【動画】確かにアルトゥーベが肩をすくめる様子が…ボディーランゲージ専門家が「嘘っぱち」と断罪した謝罪会見の実際の映像

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