“コーチ”イチロー氏がマ軍有望株たちを飛躍へ 指揮官「本当に大きな財産」
イチロー氏デビュー3か月前に生まれたロドリゲスは「夢が叶ったようなもの」
マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めているイチロー氏が、スプリングトレーニングで若手選手たちを指導している。殿堂入りが確実視される名選手は、今回のキャンプではフルタイムのコーチのような役割を担うこととなり、そのプレーを見て育った有望株たちは感激しているようだ。MLB公式サイトが伝えている。
MLB公式の有望株ランキングで全体18位、チーム2位につけているフリオ・ロドリゲス外野手はその1人。19歳ながらメジャーキャンプに招待され、目前に迫った野手組のキャンプインに向けて練習を行っているが、記事では「フリオ・ロドリゲスはこの春、夢を見ているのではないかと思っている。19歳の彼が、マリナーズのクラブハウスに入って、ロッカーの前に座り、メジャーリーガーたちと話ができることは、それだけで夢のようなことだ」と、憧れの選手たちと汗を流していることを伝えている。
しかし、未来のスター選手にはもっと大きな“サプライズ”があった。ロドリゲスはキャンプインを前に、イチロー氏から指導を受けるチャンスがあったという。「いつかメジャーリーグで成功したいと考えいる若手にとって、未来の殿堂入り選手を見て少し圧倒されることは無理ないだろう」。イチロー氏は2001年にMLBデビューしたが、その3か月前に生まれたロドリゲスは喜びを隠せないようだ。
「これは、とっても素敵なことさ。子供の頃、ビデオゲームをしていた時に、いつも必ずイチローを僕のチームに選んでいた。他の人とも話したんだけど、8年とか10年前にイチローから打撃や守備で指導を受けるなんて想像すらしなかった。かなりクレイジーだよね。僕にとっては夢が叶ったようなものさ。彼に実際に会えて、彼と話をしたり、彼から学んだりできることは本当にすごいことだと思う」