秋山翔吾がキャンプイン 同僚パワーに驚きも「逆に自分を見失わずに済む」

キャンプ初日に臨んだレッズ・秋山翔吾【写真:盆子原浩二】
キャンプ初日に臨んだレッズ・秋山翔吾【写真:盆子原浩二】

フリー打撃で33スイング、逆方向中心に約20本の安打性の当たり

 西武から海外FA権を行使し、メジャーの舞台へ挑戦の場を移したレッズの秋山翔吾外野手が18日(日本時間19日)、快晴のアリゾナ州グッドイヤーでキャンプ初日に臨んだ。メジャー初日となる1日を振り返り「いい緊張感でいい練習ができたと思います」と充実の様子だ。

 ストレッチ、ランニング、キャッチボールと軽めの調整の後、フリー打撃を行った秋山。柵越えは見られなかったものの33スイングで約20本ほどの安打性の当たりを放ち、「悪い感触ではない」と手応えを感じている。逆方向への当たりが多く見られたが「しっかりとコンタクトしようと思った結果。あっちに打球飛んだのは悪い打ち方ではないので続けていければいい」と納得していた。

 ポジションを争うことになるアリスティーディス・アキーノ、ニコラス・カステヤノス両外野手と同組でフリー打撃を行い「やっぱり打球の質っていうか飛び方というか、日本でなかなか見れる打球の出方しないな」とメジャーの強打者たちのパワーには驚きを口にした。

「西武の時は山川、中村さんなどのホームランバッター、森とかもそうでしたけど。そういうバッターもいましたけどクリーンアップの何人か。メジャーは1~9番までで6~7人がそういうバッター」

 古巣西武の強打者たちと比較し、いかにメジャーのパワーが凄いかを認識した上で、「逆に自分を見失わずに済む。自分にはそういう打球はどう頑張っても出ない。どのように自分の居場所をみつけるかと言ったら、どれだけ確率よくコンタクトできるかとか、ヒットゾーンにボール飛ばせるかとか、粘ってフォアボールを選べるかとか、なのかなということを今日のバッティングだけでも再認識できます」と自身に求められる役割を確認したようだ。

 日本が誇るヒットメーカーはブレない姿勢でメジャー1年目へ臨む。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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