巨人阿部2軍監督「怒られた」 “鬼軍曹”へ送られた原監督の助言とは

阿部2軍監督の評価基準は?「打率が2割前後でも監督のリクエストに応えたら1軍に推薦しようと思う」

 16日の広島2軍との練習試合(宮崎)で対外試合初タクト。走者にはノーサインで盗塁できる「グリーンライト」が与えられ、チームで盗塁を4度企画。その一方で、走者を確実に三塁に進めるチーム打撃も求めた。「1軍にいった時に必要になることだし、それが一番求められること。それが2軍でも出来るように教育していきたい」とした。指針もできている。

「なるべくこちら側から(選手に)リクエストをする。『この打席ではこういうことをしろ』と。それができるかできないかは、見てあげないと。いくら2軍で打率.350を打とうが、1軍では打てない。数字(成績)ばかりを見ても仕方ないところがある。打率が2割前後でも監督のリクエストに応えたら、1軍に推薦しようと思うね。こちらのリクエストに対応できる選手でないと、絶対に1軍では生き残っていけないから」

「例えば『変化球を狙って行け』と。なんでかと言ったら、若い選手には変化球から入ることが多いでしょ。真っ直ぐを待ちながらも、ピュッと変化球がストライクに来た時に振れるか、仕留められるか。振りにいけたりとか、できる子を1軍に推薦しようかなと思っている。そういうのを評価に入れようと」

 とはいえ、うまくいくことばかりではない。13日の1軍と2、3軍の紅白戦では2年目の直江大輔投手が四球を連発。試合中に“公開説教”し、試合後にはノックを浴びせた。

「(岡本に)『本塁打を打たせて来い』と言ったのに(四球を与えた)。なかなか投手も本塁打を打たれるのは難しいんだよ。『頑張って抑えてこい』と言っているわけではないんだから。(その結果の)最悪が四球なわけじゃん。本塁打でなくても安打を打たれたら反省できる。もうちょっと低くいったら、抑えられたとか。口酸っぱく言ってきて、四球だったら反省もできない」

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