マイナーの過酷環境を改善へ ジャイアンツ1Aは住居が無料、カブス1Aでは約75%増額

カブスでは平均的な選手の給与が約50%増額することが見込まれている

 さらに、カブスもマイナーリーガーの最低賃金を今年から50%以上引き上げる予定であると地元紙「シカゴトリビューン」が伝えている。

 記事では「カブスのトム・リケッツ会長が率先し、給与引き上げを許可した」、「マイナーリーガーの最低賃金を今年50%以上引き上げる」と関係者が明かしている。カブスでは選手のレベルと年数により、週給112~295ドル(約1万2000円~約3万3000円)の引き上げになることが予想される。

 これにより、平均的なマイナーリーガーは従来の給料の約50%増に当たる週給200ドル(約2万2000円)の引き上げとなる。また、1A以下では約75%に当たる増額になると見込まれている。

 マイナーの選手たちはシーズン中のみに給与が発生し、オフやスプリングトレーニングには発生しない。そのためオフには野球と関係の無いアルバイトなどで生計を立てる選手がいるのが現状だ。全体のレベル底上げのためにも給与が上がり、少しでも野球へより注力できる状況になることに期待したい。

(Full-Count編集部)

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