鷹の元米ドラ1スチュワートが学んだ「食」の重要性 日本で胃袋支えたカレーライス
ベストスコアは64、ゴルフもプロ級の腕前のスチュワート
昨季途中に鳴り物入りでソフトバンクに加入したカーター・スチュワートJr.投手。2018年の米ドラフトでブレーブスに1巡目指名されながら、入団せずに大学へ進学。2019年も上位候補と目されながら、ドラフトを待たずに異例のソフトバンク入団を決めた。
そのスチュワートが20日、宮崎キャンプで行われたA組の紅白戦に登板。初めて1軍の打者相手に投げる機会を得た。結果は2回を投げて1安打1四球無失点。1イニング目のアウト全てを三振で奪い、最速で153キロをマークした。そのボールの威力は目を見張るものがあった。
「今日を楽しみにしていたよ。球数が多かったのは気になったけど、それは次に向けて修正したい。初めは興奮していてスピードが出た。2イニング目は打たせて取るように心がけたよ」と、この日の登板を振り返ったスチュワート。まだ課題は多いものの、米ドラ1の名に違わぬポテンシャルを見せた。
ただ、スチュワートの来日1年目は苦労が尽きなかった。6月に来日し、約6か月の日本生活で学んだことは「常に健康でいること、しっかりと食事を食べることですね。しっかり食べて、しっかり練習して、投げるということが大事」だという。
来日した当初は、まだ19歳の青年。まず直面したのが慣れない日本食だった。「日本食も合わずに体重も落ちて痩せてしまった。なかなか食べることができなかった」。初めて食べる日本食が口に合わず、食事の面で苦労した。体重が落ちてパフォーマンスも上がらず。昨季は徐々に球速が落ちていった。