サイン盗み“被害者”カーショー主張 ブザー使用疑惑“黒”なら「処分再考すべき」
「このせいで、このスポーツの素晴らしさが失れることがあってはならない」
カーショーはまた、17年ワールドシリーズでアストロズ相手にサインを頻繁に変えなかったことは致命的な失敗だったかもしれないとし、「こんなレベルのサイン盗みをこれまで誰も見たことがなかったから、みんな戸惑っていると思う。だからいろいろと言っている。残念に思っていたり、怒っていたり。このような感情はOKだと思っている」と述べた。そしてこうも語っている。
「このせいで、このスポーツの素晴らしさが失われることがあってはならないい。みんなスキャンダルに集中しすぎていてるし、もちろんそれも理解できる。だけど、それでもこの野球というスポーツがいかに素晴らしいスポーツであるかということを忘れてはいけない」
また、チームの主力であるホセ・アルトゥーベ内野手らが昨季、ユニホームの下にブザーを付けてサインの伝達をしていたたという疑惑についてはこう語っている。「ブザーについて多くの人が話しているけど、僕は信じたくない。なにか証拠があるまでは僕は信じないようにしている」。
しかし、こうも続けた。
「もし、ブザーを使っている証拠が出るようなことがあったら、その時には彼らの処分を再考するべきだろう。ただ今の時点では、選手が免責されるという条件で情報を得て処分を決めた。多くの人はそれに納得してない。当然かもしれない。でも僕はこのことが2度と起こらないということだけで嬉しいよ」
カーショーはブザー使用疑惑について「信じない」としたうえで、もし証拠が出てきた場合は「処分を再考すべき」と述べている。メジャーを代表する左腕は言葉を選びつつも「彼らに対して考えが甘かった」などと無念の思いを滲ませている。
(Full-Count編集部)