大谷翔平の初ブルペンは「全てうまくいった」 エプラーGMも5月投手復帰へ手応え
20球を投げて最速130キロ、調整は順調「これは5月中旬のメジャーリーグ復帰に向けてです」
エンゼルスの大谷翔平投手が23日(日本時間24日)、アリゾナ州テンピでのスプリングトレーニングで初めてブルペン入りし、捕手を座らせて20球を投げた。直球のみを80%の力で投げ、最速81マイル(約130キロ)。ビリー・エプラーGMは、球団スタッフから「全てうまくいった」と報告を受けたことを明かした。
大谷は捕手を座らせてから10球を投げると、インターバル1分を挟み、さらに10球と計20球を投げた。5月中旬の投手復帰へ向けて、まずは第一歩。本人は「試合に向けてはまだ先なので、一歩一歩だとは思いますけど、そうやって一個一個のメニューをこなしていければいいんじゃないかとは思ってます」と淡々と話した。
当初、大谷のブルペン入りが3月中旬になると話していたエプラーGMは「3月中旬のブルペン入りというのは、全球種を投げることです。今回は直球のみで10球、休憩をはさみ、10球でした。これはリハビリのブルペンではなく、メジャーリーグの先発投手が、最初のブルペン入りで軽く直球のみを投げるものです。カーブ、スプリット、スライダーなどを投げるものではありません」と説明。さらに「変化球を投げるのは、彼の感触、回復の程度次第ですが、あと2、3回投げてからになるでしょう」と続けた。
そして、「予定通りか?」との問いには「はい、これは5月中旬のメジャーリーグ復帰に向けてです」と回答。あらためて、メジャーでの投手復帰が5月中旬になることを明言した。
取材に応じたのはブルペン入り直後で、報告については「まだ」としたものの、「簡潔なものはパフォーマンススタッフからあり、『全て上手くいった』とのことでした」とも話した同GM。待望の二刀流復活へ、大谷は着実に前進している。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)