「ケンタの登板は成功だった」―前田健太の2回1失点“新天地デビュー”に指揮官手応え

ツインズ・前田健太【写真:AP】
ツインズ・前田健太【写真:AP】

次回登板は3月2日のレイズ戦、筒香と対戦の可能性

■ツインズ 3-2 レッドソックス(オープン戦・日本時間25日・フォートマイヤーズ)

 ドジャースからツインズへ移籍した前田健太投手が24日(日本時間25日)、本拠地でのレッドソックスとのオープン戦に先発。新天地での初登板を2回2安打1失点1四球1奪三振で終えた右腕は1被弾したものの、「最初にしては良かった」と手応えを口にした。指揮官も「ケンタの登板は成功だった」と称賛している。

 初回、先頭打者に被弾を浴びるなど3者連続で出塁を許す不安定な立ち上がり。しかし、そこから5者連続で打ち取り、尻上がりに調子を上げた。この投球にロッコ・バルデッリ監督は「キャンプ序盤で、2イニング投げ、2回の最後まで投げた。それは我々が求めていたものだよ」、「序盤に見せたカーブは間違いなく彼の武器だと分かった。良いスライダーを投げていた」と、日本人右腕が見せた投球に納得の様子だ。

 キャンプイン直前でのトレード成立となった前田だが、指揮官は「彼は居心地よく感じていると思う。うまく馴染んでいる。ここはとてもリラックスしたクラブハウスなんだ。彼がチームメートたちと交流しているところを見ると、うまく適応しているように見える」と新天地でも上手くやっている様子を伝えた。前田自身も「ドジャースでやってきたこととか、日本でやってきたことを尊重してくれる」と、チームの環境の良さを口にしていた。

 前田の次回登板は3月1日(同2日)のレイズ戦になるとウェス・ジョンソン投手コーチが明言。早くもオープン戦序盤で、日本人選手の豪華対決が見られそうだ。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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