12年3冠王カブレラがサイン盗みアルトゥーベを擁護 「していないと言ったんだ」
カブレラはサイン盗み問題の収束も求める「野球にとって良くない」
メジャーリーグを揺るがす大問題に発展したアストロズのサイン盗み。その余波はスプリングトレーニングが始まっても収まらず、選手への批判は高まる一方だ。そんな中、2012年に3冠王に輝いたタイガースのミゲル・カブレラ内野手が同じベネズエラ出身のホセ・アルトゥーベ内野手を擁護。「僕の目を見て『していない』と言った」などと語っている。米紙「デトロイト・ニュース」が伝えている。
アストロズの中心選手アルトゥーベは、サイン伝達のためにユニホームの下に電子機器を装着していたとの疑惑が持ち上がった。本人は完全否定したものの他球団選手や米メディアは、その疑念を拭い去っていない。そんな中、「デトロイト・ニュース」は「カブレラが、アルトゥーベはズルしていないと語る『彼は僕の目を見て、していないと言ったんだ』」とのタイトルで詳報した。
記事の中でカブレラは以下のように語っている。「かなり前から(アストロズのサイン盗みを)知っていた。2年前に知っていたよ。今回のオフに彼にまた聞いたんだ。2年前と同じことをね。彼は『していない』と僕に言ったよ。彼を信じる。タトゥーのことでからかわれているけど、それは本当にあるんだ。でも、あのようなことをしたチームにいれば、その一員だよ。たとえ自分がしていなかったとしてもね。彼は僕の目を見て『していない』と言ったんだ。彼を信じるよ」。
そして今回の問題については、こう語っている。「終わったことだよ。野球にとって良くない。なぜ野球にとって良くないことを話し続けるんだ? 終わったことなんだ。コミッショナーが声明を発表し、それで終わりだよ。僕たちはそれ以上のことはできない」。
首位打者4度、本塁打王と打点王に2度輝き、MVPにも2度輝いているカブレラ。球界レジェンドプレーヤーは同郷の後輩アルトゥーベの言葉を信じ、サイン盗み問題が収束することを強く願っているようだ。
(Full-Count編集部)