秋山翔吾、大谷翔平の前でOP戦2戦連続H「日本人が応援に来てもらえる選手に」
「1番・左翼」で先発出場し、3回の第2打席で内野安打
■エンゼルス 7-3 レッズ(オープン戦・日本時間26日・テンピ)
西武から海外FA権を行使してレッズに加入した秋山翔吾外野手は25日(日本時間26日)、エンゼルスとのオープン戦で「1番・左翼」で先発出場した。3回の第2打席で投手強襲の内野安打を放ち、2試合連続安打をマーク。3打数1安打だった。「1番としての役割だけでなくて、粘ったり、ああいう汚いヒットでも出していくというのはやっていかないといけない。結果としては良かったし、投ゴロだったとしても最悪前に飛ばせた。ヒットになったのは気が楽になったところはあります」と振り返った。
2試合連続の快音は3回2死。左腕スアレスのグラブを強襲する一打を放った。打球が遊撃シモンズの前を転がる間に一塁へ。オープン戦デビューとなった23日のホワイトソックス戦に続き安打とした。左腕から安打を放ち、「絶対に逃げない思いだけ。結果的にヒットになったのは、そういう気持ちがあっただけ(バットの)ヘッドが残ってくれた。これから左腕にはいい印象で入っていけるかなと。チェンジアップが多いと聞いていた。僕はチェンジアップかなと思って打ちました」と話した。
メジャーの洗礼も受けた。初回先頭は通算38勝の右腕バンディと対戦し、2ボール2ストライクからの5球目に見逃し三振。ボール気味の球をストライクとされた。「ストライクと言われても打てないボールは手を出さないというのは徹底してできた。(球審は)なるべく味方につけてやるしかないというところはあります」。
エンゼルスの大谷翔平は「4番・指名打者」でオープン戦初出場。3打数無安打だった。試合前には左翼付近でキャッチボール、ランニングの練習をしていたところに大谷から挨拶された。「期待を裏切らない打者だと思います。怖さもありますし、どこへも放り込める、足も使える。僕が日本でやってきた経験は契約の段階で終わっている。僕はゼロからのスタート。(自身と大谷は求められる)役割が違うことを十分自覚しながら、あれだけの歓声をもらえるような、日本人に応援が来てもらえるような結果、選手になりたいなと思います」と話した。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)