ア軍主砲への死球はサイン盗みへの報復? ブレグマン否定「今回は…」
主砲ブレグマンがカージナルス戦で背中へ死球を受けた、チームはOP戦7試合で5死球
■カージナルス 7-5 アストロズ(オープン戦・日本時間26日・パームビーチ)
メジャーを揺るがす大問題に発展したアストロズのサイン盗み。ファンやメディアから批判を浴びながらオープン戦に突入したとあって、アストロズ選手が死球に見舞われている。26日(日本時間27日)のカージナルスとのオープン戦では主砲のアレックス・ブレグマン内野手が背中に死球。5試合で受けた死球は7つ目となったが、今回のブレグマンへの死球は“報復死球”ではないようだ。アストロズの地元ラジオで実況を務めるロバート・フォード氏が指摘している。
ブレグマンは5回2死の場面で死球を受けた。ラモン・サントスが投げたカウント1ボールからの2球目を受け、苦痛の表情を浮かべて一塁に向かい、代走を送られた。ついに昨季のMVP候補にあがった強打者も当てられた。結果だけを見れば、そんな見方もできるが、フォード氏はこう指摘した。
「ブレグマンがラモン・サントスの変化球を背中に受けた。彼は昨年は1Aの選手だった。ブレグマンへの故意死球だったという中傷があるとすれば、それは馬鹿げている」
ブレグマンは昨季9死球。昨季打率.296、41本塁打、112打点をマークした強打者はこの日の試合後、AP通信の取材に対し、「スプリットだったね。去年は10回位死球が当たったと思う。けど今回のはただのスプリットだから」と答えた。死球を受けた本人が報復死球ではないとの認識のようだ。
アストロズはサイン盗みにより今季は多くの報復死球を受けることが危惧されている。なかなか集中できないシーズンとなりそうだ。
(Full-Count編集部)