鷹・東浜が“PayPay開幕投手” 無観客試合の雰囲気は「想像できない」

ソフトバンク・東浜巨【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・東浜巨【写真:藤浦一都】

29日の阪神とのオープン戦で先発する「結果を出さないといけない」

 宮崎での春季キャンプを終えて福岡に戻ったソフトバンクは、28日にヤフオクドームで投手練習を行った。29日からPayPayドームに名称が変更となるが、その最初の試合となる阪神とのオープン戦で東浜巨投手が先発する。

 東浜は23日に宮崎で行われた今年最初のオープン戦(対オリックス)で“開幕投手”を務めて3回を無失点。今度は29日の阪神戦で“PayPayドーム開幕投手”を務めることになった。29日の登板に向けてマウンドでもキャッチボールを行った東浜は「一番はPayPayドームで投げる感覚。久しぶりなので感覚を確かめながらになります」と語った。

 2度目の対外試合登板となるが、「ここからはイニングも球数もあるので、1つずつ確認しながらやっていきたいです。球数は70前後と聞いているので、(イニングは)5回程度ですかね」とし、「結果を出さないといけないことに変わりはないので」と気合を入れ直した。

 春季キャンプを振り返り「いい1か月を過ごせた」と充実した表情を見せた。昨年手術を受けた右肘については「全くというわけではないけど、やることはやってこれた。まだ慎重になるところはありますが、しっかりとケアもできています」とした。

 無観客試合となることについては「想像できない」としながらも「でも試合ができるだけでもありがたいです。紅白戦とかシート打撃やっているような何か変な感じなんでしょうけど、相手も違うのでしっかり入っていけると思います」と続けた。

「どうなるのか未知数」という無観客試合の雰囲気の中、オリックス戦に続いて結果を残せれば、正真正銘の開幕投手にまた一歩近づくことになりそうだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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