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楽天創設の経験を生かして琉球へ 田尾安志氏だからできる球団拡張の現実化

将来、NPBが所属球団を増やす場合の加入を目標にして、2019年沖縄に誕生したプロ野球球団「琉球ブルーオーシャンズ」。楽天の時と同様に球団の創設に携わるのは、田尾安志シニアディレクター兼打撃総合コーチ。楽天の初代監督も務めた田尾さんに、どのリーグにも属さず、沖縄に1球団だけというこの球団の可能性や野球界に与える影響はどんなものなのか、そしてNPB参入への意欲を伺った。

3軍の巨人が試合を実施、王会長は「16球団構想」、阪神や中日はボールを提供

 野球を愛するファンにはレベルの高い、面白い戦いを見せなければいけない。選手にもきちんとした野球に打ち込める状況を整えないといけない。“その時”が来ることを信じて、しっかりと環境面、戦力面で準備を進めていく。これらの夢を叶えるためにも、田尾さんの今シーズンの目標は、今いる琉球ブルーオーシャンズの選手の中から最低1人はNPBに入ってもらうことだ。そうすればチーム力の高さが証明できるし、有望な若手選手もブルーオーシャンズに入ってくる。

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 NPBとも少しづつではあるが協力体制ができつつあり、3軍を持つ巨人が試合を実施してくれたり、ソフトバンクの王貞治球団会長も「16球団構想」を改めてマスコミに話してくれたり、阪神や中日はボールを提供してくれたりと、様々な後押しをしてもらっていると感謝する。

「現場で指導をしながら、解説の仕事でNPBの球団を見てまわると、これまでは感じなかった差が見えてきて、やるべきこともさらに分かってきてとても面白いですよ」

 現在の田尾さんの肩書は、シニアディレクター兼打撃総合コーチ。球団創設の構想が発表された時は、エグゼクティブアドバイザーだった。解説の仕事もあるため沖縄に常駐するわけにいかないので申し訳ないと、大きな役職は避けてきたが、球団を作るにあたってそれでは成り立たないということでGMをやりますと自ら申し出た。

 楽天創設時は監督、そして今回はディレクションをする立場。田尾さんの意欲が球界の発展につながっていくだろうと感じた。

(新保友映 / Tomoe Shimbo)

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