大谷翔平、145M場外弾含む柵越え13本の圧巻打撃 指揮官「どう思った?」とニヤリ

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

リード打撃コーチも「今までで最高」と興奮のフリー打撃に

 エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、インディアンスとのオープン戦には出場せず、キャンプ地テンピの球場で打撃練習などに励んだ。フリー打撃では36スイングの内、13本の柵越え弾を放った。圧巻の光景に指揮官は「今日は良かったと思う」と手応えを口にした。

 13本の柵越えの中でも一際目を引いたのがセンターバックスクリーン上にあるネットを越えヤシの木に直撃する推定145メートルの“場外弾”だ。さすがの飛距離にジェレミー・リード打撃コーチも「今までで最高」と興奮した様子。

 打撃練習中に直接アドバイスを送った知将ジョー・マドン監督はオープン戦後の取材で大谷の打撃について「どう思った?」とジョーク交じりに報道陣に逆質問。続けて「まだいろいろと改善点があるからそのポイントをおさえていくことが必要だからね。足を下ろすタイミングだったりね。でも今日見た感じだとよかったと思うよ」とまだまだ改善の余地があるとしながらもこの日の出来には納得していた。

 さらに、「ホームランを打つことだけが重要ではないと思うけどね。彼みたいな才能ある選手は自己評価が厳しくなる。でも今日は良かったと思う」と、大谷が傑出した才能を持つからこその苦悩についても言及した。

 ここまでオープン戦4試合に出場し8打数1安打6三振と結果を出せていない。実戦でも“145メートル弾”級の打撃を期待したいものだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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