加藤豪将、一塁で7回から出場 唯一の打席は左飛も手応え 「いいスイングだった」
初球の外角高め151キロに積極アプローチした
■マーリンズ 2-1 メッツ(オープン戦・日本時間5日・ウエストパーム・ビーチ)
マーリンズとマイナー契約を結び招待選手としてキャンプに参加している加藤豪将内野手は4日(日本時間5日)、米フロリダ州ウエストパーム・ビーチで行われたアストロズとのオープン戦に7回裏の一塁守備から途中出場。9回の打席で左飛に終わり4試合連続で無安打となった。打率は.333。
初球を打ち上げて凡退。それでも後悔はなかった。9回先頭で対峙したのは、メジャー5年目の中継ぎ右腕デベンスキー。インプットしていたデータ通りに来た「初球の直球」に躊躇なくバットを振り抜いた結果だった。
「どういう球が来るか分かっていたので。ただ思っていたより(ボールが)高く浮き上がって押し込めなかったという感じです」
前日の打席では、右投手のチェンジアップを見極められたことが収穫になったが、直後に高め直球を三振しただけに、この日の凡退は「浮いてくるような直球に手が出ていいスイングだったのでよかったです」と外角高め151キロ打ちのアプローチに納得した。
守備では2月27日のメッツ戦以来となるオープン戦2度目の一塁守備に就き、逆風に戻される打球を最後はのけぞる格好で好捕。マッティングリー監督は「打球が見える角度が違う三塁、二塁もこなしよくやっている」と称えた。
5日(同6日)はキャンプ初の完全休養日。攻守に好感触を得ているだけに、心身ともにリフレッシュして、今後の結果に結び付けたいところだ。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)