ブラジル代表に元広島オスカル&元ヤクルトのフェルナンデス WBC予選メンバー発表

元広島の仲尾次オスカルもブラジル代表に選出【写真:Getty Images】
元広島の仲尾次オスカルもブラジル代表に選出【写真:Getty Images】

14日から米アリゾナで開催、仏監督は世界一3度ボウチー氏、ブラジル監督は殿堂ラーキン氏

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を主催するWBCIは6日、2021年に行われる第5回大会に向けた予選プール1に参加する6か国の登録メンバーを発表した。本大会への初出場を目指すフランスは、昨季までMLBジャイアンツを率い、世界一に3度輝いたブルース・ボウチー氏を監督に招聘。ブラジルは2016年以来変わらず、殿堂選手バリー・ラーキン氏が務め、元メジャー右腕のラトロイ・ホーキンス氏が投手コーチを務める。各国28選手がロースター入りし、マイナー契約も含めMLBチームに所属するのは合計25選手となった。

 WBC予選プール1は3月13~18日(日本時間14~19日)まで米アリゾナ州ツーソンで行われ、ブラジル、フランス、ドイツ、ニカラグア、パキスタン、南アフリカの6か国が参加。ダブルイリミネーション方式で9試合が行われ、上位2チームが2021年に開催される第5回WBCに参戦できる。

 2013年の第3回大会以来となる予選突破を目指すブラジルは、通算2340安打、190本塁打、379盗塁の記録を持つ殿堂遊撃手のラーキン監督に加え、メジャー21年で1042試合に登板した元右腕のホーキンス氏が投手コーチ、球宴2度を誇る元外野手のスティーブ・フィンリー氏が打撃コーチという豪華な顔ぶれ。28人のメンバーには、元広島の仲尾次オスカル、元ヤクルト、日本ハム通訳のラファエル・フェルナンデス、元メジャー投手のアンドレ・リエンゾ、2015年にロイヤルズ世界一に貢献した外野手パウロ・オーランドの名前も。また昨季、ダイヤモンドバックスでメジャーデビューを果たした日系3世右腕のボー・タカハシら、今シーズンMLB球団に所属する選手が10人、名を連ねた。

 WBC本戦初出場を目指すフランスは、名将ボウチー氏を監督に迎えた他、ボウチー氏の右腕としても知られるジャイアンツのロン・ウォータス氏が三塁コーチに就任。ボウチー監督の息子で元メジャー右腕のブレット・ボウチーがメンバー入りしている。

 2021年に開催が予定される第5回WBCには、前大会の結果によりオーストラリア、カナダ、中国、チャイニーズ・タイペイ、コロンビア、キューバ、ドミニカ共和国、イスラエル、イタリア、日本、韓国、オランダ、メキシコ、プエルトリコ、アメリカ、ベネズエラの参加が決定している。

(Full-Count編集部)

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