サイン盗み“被害者”ダルビッシュは「2度とLAで歓声浴びない」 17年酷評記者が激白
ダルビッシュに“同情”しつつも「あの時間は永遠に失われた」、変えられない過去と強調
記事はブラシュキ氏の発言を紹介した上で、「ダルビッシュの第3戦の酷いパフォーマンスの原因が何であれ、敗戦は敗戦であり、ドジャースタジアムで行われた第7戦ではサイン盗みのせいにできない。不公平なアドバンテージがあったことが判明しても、そのシリーズの結果は変えられないし、ダルビッシュのキャリアへの影響も変えられない。
ワールドシリーズでドジャースが勝利していたら、その後のオフにFAとなったダルビッシュの状況も違っていたであろうし、スケープゴートにされてファンに批判されることもなかったであろう」と“同情”しつつも本拠地で行われた第7戦目での炎上を例に挙げ、過去は変えられないものであることを強調した。
続けて、「これが失われたものです。ただ1年、1シーズン、1回の10月だけのことではなく、彼らのキャリアやレガシーなのです。取り戻すことはできません。ダルビッシュは2度とロサンゼルスでプレーしないでしょう。2度とロサンゼルスで歓声を浴びないでしょう。あの時のあの時間は永遠に失われたのです」とブラシュキ氏が語ったことも加えた。
17年オフにダルビッシュはFAで6年総額1億2600万ドル(当時約135億円)でカブスと契約したが、もし右腕が好投していたとしたらより高額での契約を手にしていたかもしれない。しかし、どういう経緯があれど炎上したという事実を消すことはできない。アストロズのサイン盗みがもたらした“ルール違反”の影響がどれほどのものだったのか。“被害者”の多さがその重大さを物語っている。
(Full-Count編集部)