ホークス和田、余力を残し5回2安打2失点に手応え 「あと1、2イニングはいけた」
開幕延期で5回55球降板「あと1、2イニングはいけた」
■ソフトバンク 6-3 巨人(オープン戦・11日・PayPayドーム)
ソフトバンクの和田毅投手が11日、巨人とのオープン戦に先発。4回に岡本に2ランを浴びたが5回2安打2失点と試合を作り「しっかりと投げることができました」と手応えを口にした。
ベテラン左腕の仕上がり具合に問題はない。和田は3回までを3人ずつで抑える完璧な立ち上がりを見せた。4回に坂本に初安打を許した後、岡本に2ランを浴びたがヒットはこの2本だけ。5回も3人で終わらせ55球でマウンドを降りた。
試合後、和田は「ブルペンでは良くなかったけど試合の中で修正できました。大きいのは1発打たれましたが、5回までしっかりと投げることができました。外のスライダーやチェンジアップで空振りも取れたし、そこは良かったと思います」と語った。
5回55球での降板については「開幕が延期になって調整する時間も増えたし、他に投げる投手もいたので。通常(の開幕)通りであれば80から90球は投げたと思うし、あと1、2イニングはいけたと思います」と、余力を残しながらのマウンドだったことを口にした。
東日本大震災で開幕が遅れた2011年も経験しているが「あの時とはまた状況が違います。あの時は本当に野球をやってていいのかなという雰囲気もありましたからね」と語る。そのうえで「今年はいつ開幕になるのかまったくわかりませんが、僕らは決められた中でやっていくしかないと思います」と語っていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)