メキシコ移籍の高木が初ブルペン 投手コーチはスプリットを評価「多くの三振を奪う」

メキシカンリーグのレオネス・デ・ユカタンに加入した元巨人、西武の高木勇人【写真:編集部】
メキシカンリーグのレオネス・デ・ユカタンに加入した元巨人、西武の高木勇人【写真:編集部】

アルバレス投手コーチが初ブルペンを絶賛「大きな問題もなく順応できてる」

 メキシカンリーグのレオネス・デ・ユカタンに移籍した元巨人、西武の高木勇人投手について、投手コーチが同リーグで三振を量産できると太鼓判を押した。地元紙「ラ・ホルナーダ・マヤ」が報じている。

 同紙によると、高木の今キャンプ初のブルペンを見たオクタビア・アルバレス投手コーチは「高木はスプリットで多くの三振を奪うだろう。大きな問題もなく、(メキシコに)順応できている。変化球を生かし、彼の持っている投球術を見せてくれさえすれば、いい結果を残すだろう」と太鼓判を押している。

 同コーチは日本との違いを「メキシカンリーグでは2ストライク後、打者はワンバウンドのボールも振るケースが多い」と説明し、サルバドール・ガリバイブルペンコーチも「高木は変化球が際立っており、ピッチングを知っている」と高評価を与えている。

 また同紙は高木のブルペンについても触れ、多彩な変化球で低めを丁寧に突く投球内容を絶賛。練習に取り組む姿勢についても「日本人の特徴である真面目さ、丁寧さを持っており、練習初日からチームに溶け込んでいる。コミュニケーションにも大きな問題はない。守備練習もやるべきことを理解していた」と伝えた。

 メキシカンリーグでは昨年、ブラボス・デ・レオンでプレーした久保康友投手が同様にスプリットを武器に154三振を奪い、リーグ奪三振王に輝いた。

 高木は先発ローテの一角を担った15年の巨人時代に163回2/3を投げ、131三振を奪ったこともある。メキシカンリーグの打者は、日本の打者とは違い、追い込まれた後も三振覚悟で強振してくるタイプの打者が多く、一方で、同リーグにはスプリットやフォークボールを投げる投手が少なく、落ちるボールに慣れていない打者が多いことから、高木のスプリットは大きな武器となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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